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築年数で変わるスレート瓦の最適な工事内容|塗装・カバー・葺き替えの判断基準
① スレート瓦は「築年数」で判断が変わる
スレート瓦のメンテナンスや屋根工事は、「見た目」だけで判断すると失敗につながることがあります。
実は、スレート瓦は製造された年代によって性能や劣化の仕方が大きく異なる屋根材です。
錻力屋では、築年数と瓦の種類を踏まえたうえで、
「今やるべき工事」と「やってはいけない工事」を明確に分けてご提案しています。
② 築年数ごとのスレート瓦と考え方
■ 築0〜15年|改良版ノンアスベストのスレート瓦
この年代は、改良されたノンアスベストスレートが使われているケースが多く、
屋根材自体の強度はまだ保たれている状態です。
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瓦の割れ・欠けの点検
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棟板金の浮きや固定状況の確認
といった点検・部分補修が中心となります。
塗装については、
美観の回復目的であれば実施しても問題ありません。
ただし、塗装は防水工事ではないため、雨漏りを止める効果はありません。
この点を説明せずに塗装を勧める業者には注意が必要です。
なお、この年代のスレート瓦でも、
16~25年のスレート瓦ほど顕著ではないものの、調査を行うと反りや浮きが確認できるケースも散見されます。
現時点で直ちに雨漏りにつながる状態ではないことが多いものの、
今後の劣化進行を見据え、定期的な点検を行いながら状態を把握しておくことが重要です。
■ 築16〜25年|初期ノンアスベストのスレート瓦
この年代は、初期のノンアスベストスレートが多く、
非常に脆弱な製品が市場に多く出回っている時期に該当します。コロニアルNEO、パミールなどが代表的です。
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ひび割れ・欠けが発生しやすい
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点検や施工時の踏圧でも割れるケースがある
そのため、錻力屋では
屋根カバー工法または葺き替え工事の検討を強く推奨しています。
近年は減ってきましたが、
この年代のスレート瓦に塗装を勧める提案には要注意です。
脆弱な瓦に塗装をしても、数年以内に割れが発生し、結果的に無意味な工事となる可能性が高いためです。
スレート瓦から屋根カバー工法へ施工した事例はこちら
■ 築26年以上|アスベスト含有スレート瓦
築26年以上の場合、アスベスト含有のスレート瓦が使われているケースが多く、
瓦そのものよりも防水シート(ルーフィング)の寿命が大きな問題となります。
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防水シートは寿命を迎えている
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もしくは、ギリギリ保っている状態
このため、
屋根カバー工法または葺き替え工事が前提の判断となります。
特に木造住宅で築年数が経過している場合は、
耐震性の観点からもカバー工法ではなく葺き替え工事を推奨するケースが多くなります。
③ 錻力屋が「塗装を勧めない理由」
錻力屋では、
「工事を受注するための提案」ではなく、
屋根の状態に合った工事かどうかを最優先で判断します。
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塗装で意味がない屋根は、はっきり「不要」と伝える
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割れる瓦に無理な延命工事はしない
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築年数・屋根材・下地の状態を総合的に判断
これが、職人直営で現場を見ている立場だからこそできる判断です。
④ まとめ|スレート瓦は築年数で「正解」が変わる
スレート瓦の工事は、
築年数を無視した提案ほど危険なものはありません。
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若い屋根に過剰な工事
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劣化した屋根への意味のない塗装
こうした失敗を防ぐためにも、
まずは「自宅の屋根がどの年代に該当するのか」を正しく把握することが重要です。
⑤ お問い合わせ|屋根診断は現場判断がすべてです
錻力屋では、ドローン点検や現地確認を通じて、
屋根材の種類・年代・劣化状況を踏まえた診断を行っています。
無理な工事を勧めることはありません。
越谷市を中心に、スレート瓦の点検・屋根リフォームをご検討の方は、
お気軽にご相談ください。





